ATOS[あとす]
Autonomous decentralized Transport Operation control System。訳すと自律分散型列車制御装置だが、実際は東京圏輸送管理システムと呼ばれている。ポイントや信号の切り替え、駅案内放送などをトータルでコンピュータ処理により制御するシステム。初期不良が多発し、当時中央線ユーザだった筆者はえらい迷惑した。最近はそこそこ調子がいいみたいだが、事故のときはATOSに任せるよりベテラン指令が直接指示した方が早期回復するという噂もある。首都圏の大多数の路線に導入されている。ちなみに、JR東日本の社員によると日本語読みは「えーとす」ではなく「あとす」。
JR[じぇーあーる]
Japan Railway、旅客鉄道会社6社と貨物鉄道会社1社を指す。JR−H:JR北海道、JRーE:JR東日本、JRーC:JR東海、JRーW:JR西日本、JRーS:JR四国、JRーK:JR九州、JRーF:JR貨物。東海だけ英訳になってない。Central Japan Railway CompanyだったらJR中日本じゃん。ちなみにNEXCO中日本こと中日本高速道路はCentral Nippon Expressway Co. Ltd.。Nipponってどうよって感じだけど、ここがJapanだったらジェクスコになっちゃうか。
Magnetic electronic Automatic Reservation System。新幹線開業を期に昭和40年から稼働している座席予約システム。最近の主流(ME型)は、ちょっとパソコンが触れる人なら相当のタコでもだいたいの発券が可能なくらい操作が簡単。が、そのためちょっと高度な操作が要求されるような注文をすると、タコは「できません」の一点張りとなる。そんなくらいなら是非一家に1台マイマルス、といきたいところだが、MARSの専用回線を引くには年間取扱高1億円というハードルがあるため容易ではない。
My Line 東京時刻表[まいらいんとうきょうじこくひょう]
弘済出版が出している首都圏の全路線・全電車時刻を網羅した時刻表(都電荒川線とディズニーリゾートラインだけは日中運転間隔しか示されていない)。MATTをはじめとする八峰出版の時刻表に壊滅的なダメージを与え、KATT・NATTもろとも休刊に追い込んでしまったため、一時期関西圏の私鉄時刻が冊子体時刻表で網羅できなくなった。JTBが全国版私鉄時刻表の刊行をはじめたことにより、この問題はほぼ解消されている、と言いたいところだがこちらは05年12月の第1号、06年4月の第2号、07年7月の第3号、、と発行が不定期。季刊でも年刊でもいいから決めてくれ。
NicePass[ないすぱす]
遠州鉄道で導入されているICカード。New Intelligence Card of Entetsu Personal And Smart Systemの略、もう何でもありって感じですから。交通ICカードとして広く普及しているFelicaを採用しているが、今のところSuica、ICOCA、TOICA、PASMO、PiTaPaの五大系統を初めとする他のICカードとの相互利用は予定されていない。
NicoPa[にこぱ]
神姫バスで導入されているICカード。Nice InteLligence Convenience Original PAssの略。 PiTaPaとの片乗り入れ型共通利用が行われている。
WIN350[うぃんさんびゃくごじゅう]
JR西日本の新幹線高速試験車、500系900番台。一応West Japan Railway's INnovation for the operation at 350km/hの略称とされているが、東のSTAR21に勝つためにWINにしたという噂がある。今はそのSTAR21とともに米原で展示されている。